• テキストサイズ

IN DREAM2

第3章 半魔


「わかっているの。
でも、兄さんも自分の魔力を制しようと頑張ってるんだから、私も負けていられない。
ユリエフさんの気遣いには感謝するわ。
でも、私は変えない。」


ユリエフの助言に聞くことなく、強い決意のまなざしで答えるエリンシエ




「エリンシエ、一ついいか?」

「どうしたの 、ヒルト君」


「転送した魔族達の中で、人に戻ったり、魔力を制止できた奴はいるのか?」


「・・それはわからない。
私は転送するだけで、その先はマーベルと兄さんに任せてるから。」


「だったら、確かめにいかないか?
本当にマーベルが言うとおりにできるのかどうか。」


「!」
「ヒルト君・・」

「お前がこれだけ大変な思いして頑張ってるんだから、きっとマーベルさんやお兄さんも大変だろうしな?
状況報告って形に顔出すのでも、大丈夫だろ?」


優しく諭すヒルトにエリンシエはうつむきながら話す


「それはできないわ」


「え?」
/ 820ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp