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IN DREAM2

第9章 ディオン連邦共和王国




そして昼の部、闘技場では結界を再度構築されたことで再開され
ユリエフ、イリヤ、ライセイ、アランは昼食を済ませて
試合を見守っていた


「ーーーーさぁて、お待ちかね!
昼の部の試合を盛り上げてくれる選手は
インドリームと闇堕ちの対戦だー!」

「!」

ユリエフ達は聞き間違ったのではないかと思った
だがそれの疑いはすぐに事実へ変わる

選手が登場した入口からはクライヴとジェイクが同時に姿を現した

「うそっ!?
あの2人が戦うなんて聞いてないわよ?!」
「私もです!
仲間同士で戦うなんて・・」
「けど案外、焦ってるのはここだけかもな」
「え?」

ライセイの言葉に、アランとユリエフはジェイクとクライヴへ目を向けた



「クライヴ、お前と一度は戦って見たいと思ってたんだ!」
「奇遇だな、ジェイク
俺もお前とは戦ってみたいも思っていた
この気に俺を倒すつもりで全力でかかってこい」
「あぁ、そのつもりで行かせてもらうぜ」


ジェイクは手甲を装備し、いつでもクライヴへ攻撃を仕掛けれる体勢で構えた
仲間同士で戦う事に好都合と受け取っているジェイクとクライヴ
その様子にユリエフとアランは心配した己が恥ずかしく感じるほどだった



「それでは両者ともよろしいかなー?
試合・・開始っ!!」




「炎よ!我に力を!」
ジェイクは拳を重ね合わせて爆炎を両手から放出させた

「行くぜクライヴッ!」
「ーー来いっ!」
「《カーネリオン・メテオライト》!」

炎を放出させ、鞭のようにうねらせながらクライヴに攻撃を仕掛ける
「闇よ、全てを凍てつくす刃となれ!
《シャドウ・ヘタナイト》!」
地面に右手をつけ、漆黒の氷の壁がクライヴを囲んでいく
ジェイクの炎は氷の壁にぶつかり、激しく燃え盛る勢いで氷をとかしていくが
溶けた水も黒く、一滴一滴がクライヴへ集まっていく
小さな雫を宙に浮かばせ、クライヴは静かに呪文を唱えた

ジェイクは氷を溶かす事によって次なる攻撃は雫から発せられる可能性を考慮し、炎は右手だけで操り
左手で地面の中に炎を忍ばせていく

「隙なんて与えないぜ、クライヴ
灼熱の炎よ、対象を燃やし尽くせ!《エクスプラ・フレイム》!」

「!」

クライヴは足元の地面から溶けるような熱を感じ
すぐに足元へ目をむけた
その瞬間、灼熱の炎がクライヴを包み炎の柱のように燃やし尽くした
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