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IN DREAM2

第2章 風を司る者


「改めて、おめでとうございます、ユリエフ様。
貴方の今後の活躍、天界で見守らせていただきますわ。
そして、これを持って行ってくださいね。」




キャリーが取り出した石は7色に光り、太陽の光を浴びながら何処かへ光が伸びている


「この石はインドリームの力に反応し、光を刺し続けますわ。
これから仲間を探すのなら、この石を頼りに旅をするといいですわ。」


「キャリーさん、ありがとうございます!」

ヒルトが頭を下げると、すぐにエアは膝をつき、ヒルトより低い姿勢をとり、答えた

「それはこちらのセリフですわ、ヒルト・クローズ。
ユリエフ様をお守りしていただき、感謝します。
貴方には大きな期待を抱いていますわ・・
大いなる風を司るインドリームよ。」


「はい、仲間の夢を始め、世界の夢を守ります」


決意に満ちたヒルトの答えに
キャリーは満足な笑みでかえした




「さぁ、この地はもう大丈夫ですわ。
明日にでもすぐに出発し、新たな仲間を探しなさい」

「そうだな、ゆっくりはしてられないな!
ユリエフ、クライヴ、このまま宿へ戻り、荷物をまとめて、すぐに出発しよう!」


「わかりました、ついていきます、どこまでも!」

「お前に任せる。」



「インドリームの旅に、天の加護があらんことをーーーー。」







キャリーの一言を聞き、ヒルト達は宿へも戻っていった
だが、後を歩くクライヴ・ベネディクトを呼び止めた

「クライヴ・ベネディクト」

「なんだ」


振り返る事なく、立ち止まり、答えるクライヴ


「洞窟で出会った男は、詮索する必要ありませんわよ?」

「ーーーー知っているのか?
あの男を。」


「ええ、極秘指名手配犯ですわ。」

「極秘指名手配犯?」

「表の歴史から消えざるを得ない、犯罪者ですわ。
それも、人ではありませんし、魔族でもない存在です・・」


「そんな危険な奴に、接触するなと言いたいんだろうが、俺に指図しても意味がないぞ?」


冷たく言い切るクライヴに、キャリーは動じず話す
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