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IN DREAM2

第8章 監獄と闇の騎士




サルナスはヒルトとユリエフを睨みながら話した
その内容にラルザは何も言えず
黙って付き従った

ヒルトとユリエフはサルナスの提案に目を輝かせ、儀式の邪魔はしないと約束し
クライヴの元へ案内してもらうよう頼んだ






森の奥へ進んでいく闇の騎士達とインドリーム

その様子を赤い蝶を通しながらみていたミレイア


「なるほど、そうくるのね」

『闇の騎士とインドリームが手を組めば、厄介になるなぁ』

腕を組みながら考えているミレイアに語り掛けていたのは、遠隔操作でミレイアと意識を繋げた鬼神だった

『俺っちは戦いに備えて今動けないし、君が動くしかないね』
「・・・。」
『君は呪いでその湖から抜け出せないのは
俺っちが一番知っているだ
だから、君の魔力をのせたあの赤い蝶をそのまま
インドリームの後ろからついて飛ばせろって話だよ』

「そうすることで、儀式を終えたクライヴを
私の元へ来させるつもりね」

『それ以外、接触する方法があるとでも?
君も彼に会いたいんだろ?』
「それは・・否定できない」
『だったら、命令通りにしろ。
わかったかな~?』
「っ・・はい」


ミレイアは赤い蝶に更に魔力を流し込み、闇の騎士には感づかれない距離から後をつけた―――――――。







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