第6章 天族
「地上にいた天族が殺された・・ということは
敵の狙いはまさか!」
キャリーは魔力を増幅させ、地下へ降りる効果力を無理矢理引き上げ
一気に下へ沈んでいく
「キャリーさん!
いきなりなんだ?!」
「時間がありませんわ
ヒルト・クローズ!
あの敵がすでに地下へ行かれていれば、闇の神は復活してしまいますわ!」
「?!」
「じゃあ、天族達を殺したのは、天界を襲った犯人と同じということか?!」
「断言はできませんが、確率は高いですわね」
キャリーの力で最深部へ向かうインドリーム
その方向からは、まさに闇の力が漏れはじめ
危険な空気が漂っていた
復活は近い
それはこの場にいた誰もがわかることだった
そしてインドリームは知ることなる
闇の絶望という抗えない強さを――――――。