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IN DREAM2

第2章 風を司る者


「ぼ、ぼくも行くよ!
お父さん達に会いたい!」

「けど、先はとても危険なんだ。
必ず守りながら戦えるとは限らないんだ」




「でしたら、エア君は私が守りますよ」

「ユリエフ・・」

「私が責任を持って、お父様の所までエア君を守り、連れて行きます。
ヒルト君は敵に集中していただければ問題ないかと。」


「ーーー・・わかった、ありがとう、ユリエフ」


エアを連れ、ヒルト、ユリエフ、クライヴは
洞窟の中へと足を進めていく




暗く、闇の魔力が感じられるこの空間に
エアは震える手を必死に抑えながらユリエフから離れず進んでいった






「!
道が二手にわかれている」


ヒルトは立ち止まり、目の前の道の前で辺りを見渡す


「どちらにも強い魔力が感じられるが、片方は罠だという可能性もあるな」


「では・・どうしましょうか」




「俺が右へ行こう。
右からは、また別の魔力が感じられる・・・
ヒルトやユリエフでは敵わない可能性がある。」


「だったら、尚更危険だ!
クライヴ一人で敵うともいいきれないだろ?!」


クライヴの話に、ヒルトは焦りながら答える


「ヒルト」


クライヴの手を掴み、止めようとするヒルトに
冷静に答える


「俺はそう簡単に死なない闇堕ちだ。
これくらいの敵、多少傷を負ったところで
すぐに修復できる。
先の敵を倒せば、必ずお前たちと合流するする」
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