第3章 登校初日
殺意を抱えながらも監視役の後ろを着いて行く
辺りを見渡す限り誰もいないからまだ生徒は来てないみたい
すぐ会えると思ったのに残念…
ボフッ
『っん!(った!!)』
いきなり止まらないでよ!
急に止まった監視役の方へ目をやると監視役の前には私も知っているプロヒーローがいた
監視役「13号。こいつが病闇 霊だ。」
13号「えぇ。分かりました。」
監視役「こいつが生徒を殺そうとした時はお前の個性で吸い込んでしまって構わない」
私はあんたを殺したいけどね
13号「その時は任せてください」
監視役は私の方へ向きテープに手をかけ剥がした
『あー、やっと剥がしてくれた
これできちんと喋れるわね
13号久しぶりね』
13号へ私は手錠をかけたまま手を振る
13号「こんな形でまた貴方に会うなんて思ってもいませんでしたよ
出来れば会いたくありませんでした。」
『これから嫌って程会うかもしれないのに酷いのね
まぁ、いいわ。これから宜しくね、13号先生』
監視役「我々は戻る。病闇生徒に手を出すなよ。
その時はお前はこの世からいなくなる。」
『はいはい、わかってるわよ。
それより帰る前に手錠も外してくれない?』
監視役「自分で外せるだろ。13号後は頼む。」
そう言ってあいつらは車へと戻って行った
何なの、あいつ。自分で外せって
最後まで上から。
手が不自由なのは嫌だからさっさと外しちゃお
『外れろ』
ガシャン
『ふぅー…』
これで楽になった。
『ところでいつ生徒は来るの?』
13号「もう時期来ますよ」