第3章 登校初日
緑谷「かっちゃん!!!」
目つきの悪い子は何が起きたのかわからない顔をして立っている
無事だったのね…
緑谷「かっちゃん!!?避っ避けたの!?すごい…!」
「違ぇよ
黙れカス」
オールマイトが庇って攻撃を受け止めてくれたのね
オールマイトへ目をやる
オールマイト「………加減を知らんのか…」
死柄木「仲間を助ける為さ
しかたないだろ?さっきだってホラそこの…あ────…
地味なやつ、あいつが俺に思いっ切り殴りかかろうとしたぜ?
他が為に振るう暴力は美談になるんだ
そうだろ?ヒーロー?俺はな オールマイト!怒ってるんだ!同じ暴力がヒーローと敵でカテゴライズされ善し悪しが決まるこの世の中に!!何が平和の象徴!!所詮 抑圧の為の暴力装置だおまえは!
暴力は暴力しか生まないのだとおまえを殺すことで世に知らしめるのさ!」
オールマイト「めちゃくちゃだな
そういう思想犯の眼は静かに燃ゆるもの
自分が楽しみたいだけだろ嘘吐きめ」
死柄木「バレるの早…」
「3対6だ」
緑谷「モヤの弱点はかっちゃんが暴いた…!!」
「とんでもねぇ奴らだが俺らでオールマイトのサポートすりゃ…撃退出来る!!」
オールマイト「だめだ!!!逃げなさい」
「……さっきのは俺がサポート入らなけりゃやばかったでしょう」
緑谷「オールマイト血……
それに時間だってないはずじゃ…ぁ…」
時間?
オールマイト「それはそれだ轟少年!!ありがとな!!しかし大丈夫!!プロの本気を見ていなさい!!」
『なら私も元ヴィランとして戦うわね
脳無はオールマイトよろしくね〜』
オールマイト「あぁ、言われなくても!」
死柄木「脳無 黒霧 やれ
俺は子どもをあしらう」
緑谷くん達に手は出させないっ
死柄木「クリアして帰ろう!」
死柄木が私の方へと走ってきた
「おい来てる
やるっきゃねぇって!!」