第3章 登校初日
峰田「今朝快便だったし奴ら一日はくっついたままだぜ」
ブツブツ…ブツブツ…
緑谷「あれで全員だったのは運が良かった…
すごいバクチをしてしまっていた…普通なら念のため何人かは水中に伏せとくべきだもの
冷静に努めようとしていたけど冷静じゃなかった…危ないぞ
もっと慎重に……」
緑谷くんはブツブツと隣で反省していた
蛙水「緑谷ちゃんやめて、怖い
次どうするかじゃないかしら?」
緑谷「そうだね…くっ…!」
『手大丈夫?』
緑谷「う、うん!とりあえず…助けを呼ぶのが最優先だよ
このまま水辺に沿って広場を避けて出口に向かうのが最善」
うんって言ってるけど指が折れてる
個性をあまり使わせないようにしてあげなきゃ
蛙水「そうね、広間は相澤先生が敵を大勢引き付けてくれてる」
緑谷「先生はもちろん制圧するつもりだろうけど…やっぱり僕らが守る為ムリを通して飛び込んだと思うんだ」
峰田「え…?まさか緑谷バカバカバカ……」
蛙水「ケロ…」
緑谷「邪魔になるようなことは考えてないよ!
ただ隙を見て…少しでも先生の負担を減らせればって……」
『相澤先生の負担を減らしたいと思うなら個性を使わないと約束して』
緑谷「…え!」
『1度の個性で指2本が折れてる
また使ったら次はどこがボロボロになるかわからない
そうなられた方が迷惑を掛けて負担は増えるわ』
緑谷「…っ」
『緑谷くんが個性を使わなくても私や梅雨ちゃん、峰田くんがいる
だから、約束ね』
小指を緑谷くんの目の前と出した
緑谷「わかった…出来るだけ使わないよ」
そう言い私の小指へと自分の小指を絡めてくれた
『出来るだけね…約束ね』
小指を離し相澤先生の元へ向かって行く