第4章 ⇒OURNAME(前)【明智光秀】【R18】
「あっ……奥当たって……っっ!」
「くっ……やはりお前の中は狭いな。……知ってはいたが搾り取られそうだ。」
一度は経験したことがあるものの、自分の記憶よりも締め付けがきつく、表情が歪む。
”優しくする”と約束した以上、手加減をしなければいけないことはわかっているものの、この快感には逆らえそうにない。
そして梨沙の表情は、そんな自分の葛藤を逆なでする。
「っっ…梨沙っ……悪い……優しくはできなそうだ。」
情けなく腰を振りながら梨沙にこう懇願する俺の表情は、さも滑稽なのだろうな。
「光秀さ……もっとしてください……っぁっ……
光秀さんあんまり甘えたりしないのに……甘えていただけるの……嬉しいからっ……」
無意識だろうがきゅっとさらに中を締め付けながらそう答える梨沙に、耐え切れず腰を突き立てる。
「お前は……本当にっ……俺にはもったいないぐらい愛らしいな。」
「そっ……そんなことなっ……!あああっ……光秀さ……もっ……いっちゃ……」
「あっ……イけ……俺ももう長くはなさそうだっ……胸に……出してもいいか?」
婚約したからとはいえ、この娘には目標があるのだから……
「っ……はっ……はい……っっ!光秀さん……愛してますっ……あっまたきちゃ」
「ああ……俺も……愛しているよ……っ」
”愛してる”という言葉を聞けただろうか、自分の目尻が下がった感触を覚えるのとほぼ同時に射精感を覚えた俺は、宣告通り梨沙の胸に自らの欲を吐き出した。