第3章 PRISONER 【上杉謙信】 【R20】
「やっ……あんまり激しくしたら壊れちゃうから優しくして……」
「安心しろ……お前が痛いことはしない……快楽でお前が誰のものかをじっくり教え込んでやろう。」
お兄様はそう私に言うとゆっくり律動を開始した。
つながってからしばらく時間がたつと、もうお互い残っていない体力を無理して使っているようなものだからすぐに息が上がってくる。
≪もうこれ……次イったら絶対に意識飛ばす……≫
そんなことを思いながらふとお兄様を見ると、お兄様にももう体力が残っているようには思えなかった。
「梨沙……梨沙……お前を、お前だけを愛しているんだ。」
私のソコを正常位で突き上げながら、私に覆いかぶさって耳元でそう続けるお兄様の表情には余裕がない。
もちろん体力的にも余裕はないんだろうけど、それよりも……精神的に。
「愛している」と言いながらも、その表情はどちらかというと「離れないでほしい」と懇願しているようで……
その表情を見ると、切なくて、胸がギュッと締め付けられる気分になって
この上なく"興奮"する……
そう、私がお兄様を拒まない2つ目の理由は、
ただこの表情が見たいから。