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【イケメン戦国】 EXTRA BOX

第1章 YOURNAME【明智光秀】 【R18】


―……


「きゃっ……あっ……ゆっくりされると……逆に恥ずかしいです」
「それはそうだ……“お仕置き”だからな。」


ベッドに全裸で横向きに寝そべる私を、政秀さんは背後から抱きしめながら、長い指をあえてゆっくり私のソコに出し入れする。


「恥ずかしい……という割には、ずいぶん欲しがっているようだ。」


そう余裕そうに耳元で囁く政秀さんはやっぱり意地悪だ。
だって……正確な時間はわからないけど体感的に30分くらいこれをずっと続けてる。
しかも、私のナカに入っている指はずっと1本のままで、しかもわざと私が気持ちいいところを避けてる。


≪このぶんじゃ絶対この人何時間でもこれをし続ける……≫


イきたくてもイけないどころか、気持ちよさすら寸でのところで与えられない。
自分ばかり余裕がなくて恥ずかしいのはもちろん、指1本じゃ足りないし、もっといいところにも触ってほしい。
そして、なぜかはわからないけどすごくすごくもどかしい……。


「っぁっ……んっ……」


身体はとても正直で、せめて理由がわかっている部分だけでも満たそうと、無意識に腰を動かして政秀さんの指を自分の“いいところ”にあてようとするが、それに気づくと政秀さんはすっと指をソコから抜いてしまった。


「それでは“お仕置き”の意味がないだろう……本当にお前は悪い子だな。」

「いっ……意地悪です……」


耐え切れなくなって、せめてもの反論をしながらくるっと振り返ると、限りなくシンメトリーに近い端正な顔が目の前を覆う。

≪わっ……男の人に言うのは失礼なのかもしれないけどやっぱり“綺麗”だな≫

そう思ったのと同時に、私はさきほどの“もどかしさ”の意味を解した。

≪私、政秀さんの顔が見たかったんだ……。≫


「……そんな顔をされるとさらにいじめたくなるな。
……どうしてほしいか、しっかりおねだりできたらその通りにしてやろう。」


さっきまでは、きっとこの質問をされたら「指を増やしてほしい」とか「気持ちいいところを触ってほしい」とおねだりしたと思う。

でも……今は……


「……このままでもいいから……政秀さんの顔が見たいです……」


その“おねだり”をした瞬間、少しだけ政秀さんの目が見開かれた気がした。
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