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The night dream of fairy【気象系BL

第7章 和也の以心伝心




潤「だから、俺と智は 
生まれてからずっと、
闇の世界で生きてきたことにした…

お前には楽しい記憶はなく…

暗い闇がお前のすべてだと、
教え込ませたんだ!!」

和「…そんな人生…悲しすぎるよ…」

潤「そうだなぁ…

だけど智は、
光輝いた世界を知らないおかげで、
自分の罪をすんなり受け入れて 
生きていられるんだ!!」

和「潤…
記憶を消す以外に方法はなかったの⁇」

潤「仕方がなかったんだ!!

今の俺にはその方法しかなかった。

すべては智の為なんだ!!



カズ!!

頼みがある!!!!」


潤は和也の肩をガッチリ掴むと

潤「翔に伝えてくれ!!



光と闇の妖精には


対の力が必ずある。

だから…智の対の力を探してくれって…」


和「対の力⁇
それってなんですか⁉︎」

潤「それは…
昔、ある人が教えてくれた。

力には必ず 
対する力がある事を

時を止める力があれば、
動かす力がある。

眠らせてしまう力があれば、
呼び起こす力がある…

その力を、見つければ…

智に何かあったとしても…

救い出せるかもしれない…

深い闇に落ちても…

呼び起す事が出来るかもしれない…

だから、頼む!!

あいつの対の力を見つけて

智を救ってくれ…


そして…

カズ、ごめんなぁ…

力が見つかるまで…

智を俺に預けてくれないか⁇」



和「そんなの嫌です!!!!」

私と智は昔からずっと一緒にいた…
2人で1人だった…

それが、無理矢理離ればなれにされて…

私はこの5年間はずっと探し続けて来た!!

やっと見つけたんです!!

姿は変わっても…

やっぱり…智は智です!!


だから…」



潤「………カズ…
お前の気持ちは痛いほど解る…

でも…ここは自分の気持ちを抑えてくれ…

お願いだから…」

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