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The night dream of fairy【気象系BL

第7章 和也の以心伝心



和也が振り向くとそこには、ニヤニヤした潤がいた。

和也「潤!!なんで…智は?

智をどこにやった!!
智を返せ!!」

潤は和也の腕を乱暴に掴み

潤「和也…久しぶりに会う兄さんに随分と 無礼だなぁ」

外へと連れ出すと

和也「痛い!!離せ!!…このバカ!!」

潤は和也をポイっと放り投げた。

和也「痛いなぁ…何をするんだ!
お前なんか兄弟じゃない…!!

智を返せ!!!!」

潤「うるさい奴だ!!
あまりギャンギャン喚くと、

襲うぞ!!


なぁ…智!!」

智「ああ…そうだな…」

和也の後ろから声がした。

和也「えっ?」

和也が振り向くと

そこには、完全に姿を変えてしまった智がいた。

あの可愛いふわふわの髪は
ワイルドなアップバンクスタイルになっていて…

可愛いかった服は
真っ黒い服に変わっていた。

和也「…さ、と、しですよね…」

この5年…
智に何があったんだろう。
あのほんわかした雰囲気は完全になく

瞳は青色に染めて…

全身を闇のオーラに包まれているようなそんな感じがした。


智「⁇誰だ⁇お前⁇

潤兄こいつ誰⁇」

和也「……智、私がわからないの⁇」

智は和也を睨みつけた。

智「しらねぇなぁ…お前なんて

俺達の邪魔をする奴は……」

智が言い終わる前に

和也は潤の方を向き胸ぐらを掴んでいた。

和也「潤!!!!
智に何をした!!!!」

潤は和也を冷ややかに見ると

潤「ふふふふ…記憶を操作したんだよ。」

悪びれもしない口調で言った。

潤「…………もう、昔の智はいない。」

和也「…えっ!…

操作って

なんて酷い事を………。」

和也は怒りに体を震わせていた。

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