The night dream of fairy【気象系BL
第7章 和也の以心伝心
そのあと智は高熱を出して、3日間熱にうなされ
眠り続けた。
数日たって
智は起きれるぐらい元気になった。
羽根も大分綺麗になったけど…相変わらず1人じゃ飛べないから、手を繋いで…
2人で飛んで、丘の上まで来た。
和也「智…何で森に行ったの?」
智「…これ…」
智の手には、あの帽子を被った3つのどんぐりがあった…
そのどんぐりには貝殻で綺麗な羽根がついていて
ペンで顔が書いてあってあった。
智「この右側が…翔君で
まんにゃかが、かじゅでしょ…
それから〜いちばん左がおいらだよ!
みんな仲良しさんなんだよ!!」
和「さとし!!ありがとう!!
それと…ごめんね…」
智は首傾げた。
智「なんで⁇かじゅが、謝るの⁇」
その可愛らしい姿に私は後ろから抱きしめた。
和「うん⁇
ねぇ…智は自分の羽根の事知ってたの?」
智「羽根⁇おいらの羽根⁇」
和「羽根を切られちゃった…って
教えてくれた事覚えてない?」
智「あっあれ⁇
あれは、昔カマキリさんと戦ってね。
少し切られちゃったの…」
和「えっ?
そんな事があったの⁉︎」
智「うん!!急にカマキリさんが襲ってきて…
おいらの服を切り刻もうとするから…
石を投げつけてから逃げたら
怒ってきたカマキリさんに羽根切られちゃったんだ…
すっごく痛かったんだから…」
智は頬っぺたをいっぱい膨らませて
怒っていた。
和「えっ…切り刻むって…智どう言う事⁇」
やれやれ…
智…
それはそれで私は心配です…。
とにかく、
私はこの日から
誓った!
絶対守るって…
この命に変えても…