The night dream of fairy【気象系BL
第7章 和也の以心伝心
私が再び起きた時は、智が出かけてから何時間も経っていた。
私は1人で寂しくご飯を食べて…
今まで、1人でご飯を食べた事なんて無かったなぁ…って
思って、
空を見たら…
空一面に雲が覆ってた。
和「………智が悪いんだ…
いつも、自分の都合ばっかり…
私の気持ちなんてこれっぽっちも考えてくれないんだ…
智が悪いんだもん…
智が…。」
ゴロゴロ…って遠くで聞こえた気がした…。
私は何にもやる気が出なくて…
ベッドで寝転がっているうちに、また寝てしまっていた。
ゴロゴロ!
ピシャン!!
大きな雷の音で目を覚ました…
家の中は真っ暗で…
雷の光がすごく綺麗だった…。
和「智⁇
明かりぐらいつけなよ…。智⁇」
私は、部屋の中を探したけど…
智の姿はそこにはなかった…
和「あっそっかぁ…
朝出かけるって言ってたんだ…」
私はただ雷の光を見ながらボーっとそんな事を考えいた。
突然、扉が開き
ずぶ濡れの翔兄が帰ってきた。
翔「ただいま…。
も〜〜明かりも付けないで…」
入口で水をポタポタ垂らしながら立っていた。
翔「和也、悪いけど…タオル取ってくれる⁇
だけど、すごい雷だよなぁ〜
雨も土砂降りだし…
川の水もかなり増えて来てる
このまま降り続いたら、また橋が使えなくなるかもなぁ〜
2人共外にでちゃダメだよ!!
危険だからね!!」
私は翔兄の言葉を聞いて、恐ろしい呪文を聞いたかのように青ざめた。