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The night dream of fairy【気象系BL

第7章 和也の以心伝心


それからしばらく経った日の朝…

智は珍しく早起きをして…ベッドの中で私を起こしてきた。

智「かじゅ…今からどんくり拾いに行くよ!!
かじゅも一緒に行くよ!!
起きて!!ねぇ〜起きてよ!!」

あんな事があったのに…
何にも悪びれもなく…

和「イヤ…まだ眠い…スヤスヤ…」

朝早いの苦手だったし…
まだ眠かったから…

智「……かじゅ…起きて!!」

和「……。翔兄に怒られる。」

智は諦めず…私を起す…。

智「翔くん、人間界に行っちゃたから…
夕方まで帰って来れば大丈夫だよ!!」

私は布団を頭から被った。

そして、智に背を向けて 顔なんか少しも見ようともせず…

和「いやだよ!眠いから…
一緒にはいかない!
そんなに行きたいなら、1人で行けよ…
もう、お前の子守りはまっぴらだ!!」

智はきっと…
泣きそうな顔してたのかもしれない…。

智「…かじゅ…わかった…。

ごめんなさい…。

おいら…ひとりで行くね…」

智は1人どんぐりを拾いに行った…。

その寂しそうな背中を 
布団から出て見ようともしなかった…。
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