The night dream of fairy【気象系BL
第4章 〜真実…そして〜
翔は智が霧に包まれたのを見るとピアスを外した。
翔「…智!!…や、やめろ!潤!!!!
これ以上 お前の好きにはさせない!!智は悪魔にはさせない!!」
翔は赤い光の玉を作ると潤達がいる濃い紫色の霧の玉に向かって放つ。
赤い光の玉は真っ直ぐ2人に向かって飛んでいった。
?「そうはさせないよ…」
突然木陰から深い青緑の光の玉が2つ飛んできた!
光の玉は1つは翔の赤い光の玉を跳ね飛ばし、
もう一つは智を包み込みんでいる霧の中に呑み込まれていった。
翔「そこにいるのは誰だ!!!
なぜ?邪魔をする…」
光が飛んで来た方向に目を向けると…そこには…黒い影が立っていたが顔までは見えなかった。
翔「あれは⁇…」
翔はその影に違和感を感じた…。(どこかで見たことがあるような…でも、あんな光の色をだす妖精なんか、この世にいるのか⁇)
翔は黒い影の正体が気になり木陰に向かおうと…
和也「あっ霧が…」
和也の声に翔は再び霧の玉を見る
濃い紫色の霧がだんだん薄れていき、潤は広げた羽根で 智を後ろから包み込んでいた。
そして、2人は求め合うように深く唇を重ねていた。
和也「…さ、とし…⁇」
智は和也の問いかけに、見る事なく 潤の顔だけを愛おしそうに見ている
潤「さぁ…智行こう!
これからは、俺達はずっと一緒だ!!」
智は妖艶に微笑み
自ら潤の唇に誓いのキスをする。
智「潤と…これからもずっと一緒に…」
和也は呆然とその様子をみていたが…
和也「…智…何してんだよ!!!」
俊敏な動きで
和也「智は、渡さない!!!!」
叫びながら 潤に飛び掛ろうとすが 突然が智が立ちはだかり 羽根を大きく広げ 羽ばたせた。
羽根からは強風が起こり 和也は吹き飛ばされてしまう。
岩に叩きつけられる直前で 翔は和也を抱き留める。
翔「智⁇どうしたんだ!!和也だぞ!」
智「…かず、なり⁇」
智は妖艶微笑み
智「そんな奴…
知らねぇなぁ…」
翔「………さ、と、し⁇」