The night dream of fairy【気象系BL
第4章 〜真実…そして〜
翔と和也は智の変化に茫然としたが…
翔は和也を一度地面に降ろすと
潤の方を向き 怒りに肩を震わせて
翔「…潤!!!!
智に何をした…」
潤「…翔さん。
そんな怒るなよ…俺は力を使っただけだよ」
その姿は何も悪びれる様子もなかった。
翔「お前の力?
まさか…記憶を消したのか?」
潤「そうだよ…
そして、偽りの記憶を与えてやった。」
和也「記憶を消した⁉︎
偽りの記憶?」
潤「そうだよ、俺は記憶を自在に操る事ができるからね。
智は俺のパートナーになったんだ!」
潤は智の手を取り、その手の甲に唇を近づける。
智はそれを、愛おしそうに見つめ 微笑んだ。
翔「!!!潤!!」
潤は智から離れ
翔と和也の所まで来ると
潤「智はこれから 我々の手の中で動いてもらう…。俺達が智をコントロールしていくんだ!!
ふふふふふ…」
潤は馬鹿にしたように鼻で笑う。
和也「…コントロールって…
智はロボットなんかじゃない!!!!
そんな事絶対させない!!!!」
和也は潤に飛びかかろうとするが
智「じゃまだ!!退け!!
このクズが…」
智が再び潤の前立ちはだかる。
和也「やっと捕まえた!」
和也は智が庇うのを読んでいたのだ。
今度は離さないとばかりに 必死に智の腕を掴む。
智「チッ…俺に触るな!!!!」
智は無理やりピアスを引きちぎり
和也に向かって投げつけた!
そして、濃青色の強い光の玉を作ると
智「これで終わりだ!!
深い眠りにつきな…!!!!」
和也に投げつけた
翔「和也!!危ない!」
翔は和也に覆い被さり 庇おうとするが…
2人は濃青色の光に包まれ
意識を失った…………。
潤「そうだ!!
それでいいんだ!!!」
2人は抱き合いながら闇へ消えていった。
2人が去った後には…
重なりあって眠る翔と和也…
そして 血の付いた…
青いアイスラリマー石のピアスが落ちていた…
?「潤…よくやった…
これで智は我々の手の中だ…
ふふふ…
全ては計画通りだ…ヒヒヒヒ…ヒヒヒヒ……」
朝焼けの空に 不思議な笑い声が
いつまでも 響いていた……
おわり
第2部へ続く…
続くのね…