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The night dream of fairy【気象系BL

第4章 〜真実…そして〜


和也は智の身体を揺さぶり続け…

自分のピアスを外そうとするが
手が震えて…
なかなか外れない…

和也「さ、さ、さとし…
待っててください
い、いま…うっ…
わ、わたしの生命のオーラを…送りますから
そうしたら…グスッ…
すぐに…目が、覚めますから…
傷だって…っ…すぐに…グスッ…
治ります…から……

私の命に変えても…

必ず助けるから

だから…

お願い…うっっ…

さとし…目を…目を開けてよ!!!

死んじゃやだよ!!!

…うっうっ…さとしーー!!!!」

大粒の涙を絶え間なく流れ続け…
智の身体を強く抱きしめる…。

翔「智…なんでだよ!!!!
なんで…
智ばかり…


潤!!!!」

翔は潤の所まで飛んで行き
胸ぐらを掴む!!!!

翔「智に何をした!!!!」

潤「ふふふ…」

潤は翔をジッと見て
冷酷な表情をし

不適な笑みを浮かべた。

潤「…真実を伝えたんだ…」

翔「真実を…

伝えた?
どう言う事だ!!!」

潤は一瞬和也をみて

潤「カズ…
うるさい!!邪魔だ!!」

翔の手を振り払い飛び立った。

和也は震える手で、ようやくピアスを外し、顔を近づけ、智の唇にキスをしようとしたその時……空から飛んできた潤に乱暴に跳ね飛ばされ智を奪われてしまった…。

和也は悲痛な声をあげ…

和也「やめろ!!!!
返せ!!」

潤の足に必死に縋り付き…

和也「お願いです……
智を…
智を…
返して…ください…。


私の大切な…さとしを返して下さい!!!」


涙を流し懇願し続けた。

翔「和也…やめろ…

…潤…!!!!

智は…
智はお前の弟だぞ…。
なんでそんな酷い事が出来るんだ!」

翔は目を尖らせて体を震わせていた。
そして、ピアスを外してもいないのに、羽根は真っ赤に染まっていた。

潤は智の顔を見て…
優しく頬を撫で、翔を睨みつる。


潤「弟…⁇

そうだよ!!
こいつは… 俺の弟だよ!
でもなぁ〜

こいつの本当の正体は

悪魔だ!!!!

この世界を…

妖精を滅ぼす

悪魔なんだ!!!!」

翔の怒りが激憤する。

翔「違う!!
…違う…ち、が、う!!!!


智は大切な、弟だ!!」

潤は智を抱き抱え
再び空に飛び上がり

夜空を見上げ…
皮肉めいた微笑みを浮かべ

智の唇にキスをする…
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