The night dream of fairy【気象系BL
第4章 〜真実…そして〜
光の中で智は
智「嘘だ!
嘘だ!!!!」
突然
頭を抱え…
その場で膝をつき
苦しい表情になった。
そして、涙を流し続け…
苦痛に顔を歪め
苦しみながらも再び立ち上がり…
天を見上げた時だった…
閃光が走り
智「いやぁ〜!!!!!!!!!!」
断末魔のような声が夜空に響きわたった。
紫の光が突然消え…
ボー然と立ち尽くした智は
虚ろな瞳のまま
智「……ご、め、ん……………。」
消えていまいそうな
弱々しい声でつぶやき…
膝からスローモーションのように
ゆっくり崩れ落ちた…。
和也「危ない!」
自分も傷を負っていたが、
智を助けたい一心で飛び出し
必死に受け止め…
強く抱きしめた。
和也「…さ、と、し……」
和也の瞳から一筋の涙が流れ…
智の顔の上に流れる。
和也「…智…ねぇ…智⁇…
目を開けて…
お願いだから…
智…
私を1人にしないで…
…智…………。」
和也は智の体を一生懸命揺さぶったが…
智の目を開く事はなかった…