第13章 妖精の夜の夢 ~すべての未来~

「んん、アッ…ぅ…ん、くっ…!!」


「…そろそろ限界ですか？」


智は顔を真っ赤に染め、

肩で呼吸を繰り返していた。



既に絶頂は近い



それでも、素直じゃない智は
必死に唇を噛み締めながら耐えていた。




「ホントに…

あなたって人は、
強情なところも可愛いいんですよ…

では、一回イっときましょうかね？」

智は急に自身を強く握られ、

先端部を指先で軽く擦ると


「あっ…!?―――っ…!!」


ドクンと脈を打ち、

絶妙な愛撫によって、

智は呆気なく達してしまった。



私の羽根に精液が飛び散る。







「気持ち良かったですか？」

その問い掛けに智は答えてはくれなかった

「本番はこれからですよ？

もっと気持ち良くなりましようね…」


私の言葉に
智の瞳は期待に満ち溢れたような
顔をした。



私は、精液を絡めた中指を

固く口を閉ざしている秘部へ突き入れた。

「アッ‥つぅ!!」

突然の刺激によって、

倦怠感をまとっていた躰は再び
現実へ引き戻される


「あー、やっぱり、

久しぶりだと狭いですね…」


軽くボヤきながらも

無理やり内壁を押し広げてやった。

「痛、ぅ…!!く…ん…!!

カズ…っアッ

‥続…けて…アッ‥」


智は痛みと異物感を感じながらも

快楽が来るのを待っているようだった。