The night dream of fairy【気象系BL
第12章 無償の愛
潤はシールドの中の智を見ると
「光一は、最初から俺が智の記憶を消さないって
気付いていたんだ。
だから、こんなシールドを張り巡らせておいたんだ!!!
畜生!!
完全に読まれていたってことか…」
「そうだ!!
潤…
お前の考えなんて、手に取るようにわかるんだよ」
部屋の奥に扉があり
その扉から光一が現れた。
「光一・・・」
潤は光一の姿を見ると恐怖で後ずさりした。
「潤・・そのシールドは俺じゃないと解除できない」
光一は三人の前に立ちはだかり
「智に触れたければ
俺を倒すしかないんだよ!!!」
残念だったなぁ~。
智は絶対に渡さない…。」
潤は恐怖と闘いながらも光一に前まで行くと
「光一もう辞めよう・・・
あいつは 居なくなっくなったんだ・・・
もう、こんな事したって意味がないじゃないか。」
光一は潤を睨みつける。
「ほぉ~潤!!!!
お前、随分と偉くなったなぁ~
俺に意見するとは・・・」
「こ・光一・・・」
「潤・・
最後に良いことを教えてやるよ。
すべてはあいつの為じゃない…
自分の為だけにやっているんだよ!」
「噓だ!!!
お前はあいつの事を…」
「うるさい!お前はもう終わりだ!!!」
光一は羽根を黒く輝かせ
潤を睨みつける。
「お前、裏切り者だ!!!
俺に逆らうと言うことは
どういう事が判っているよなぁ~
この罪は思いぞ!!!」
潤は身体を硬らせ。
ガタガタ震えだし、その場に崩れ落ちた。
「やめろ!潤!!
そいつの目を見るな!!
操られるぞ!!」