The night dream of fairy【気象系BL
第11章 再開と別れ
和也は智の頭を優しく撫でてやり
再び優しく抱きしめた
和「智もういいから・・・・
全ては時が解決してくれるから・・・
あなたは今、大きな傷を負っています
私が傷を癒してあげるから・・・・
少し目を閉じていて下さい」
智は泣きながら頷き 瞳を閉じた。
和「二人とも・・・?かぁ~」
和也は唇にキスをすると 智の体がビクッと跳ねた。
ピアスを外すし 羽根を黄色く輝かせ
そして、破れてしまった羽根に優しく振れる。
智「ふぅ、ん、んぁ・・・」
智は苦痛の表情を浮かべた
和「智、大丈夫ですよ・・・これで元通り・・・・」
和也は羽根に優しくキスをする。
智「あぁ…っ、ぁぁ…はぁっ……」
二人の体は黄色の光に包まれて
智「あっ・・んっ・・」
破れてしまった羽根は元通りになり、
和也は傷一つ一つに丁寧にキスをすると
苦痛の表情から安堵の色に変わり
智はそのまま 眠りについた。
そして、すべてが綺麗になっていった。
光が消えても、和也は智を強く抱きしめ続けた。
翔「和也、よかったなぁ・・
これでまた一つになったなぁ~」
翔は2人の姿を確認すると
再び光一の方へ向いた。
翔「智は返してもらった!!
もう、お前の好きにはさせない」
光一「チッ…裏切り者は許さない……」
光一は羽根を黒く輝かせると、
あたりが真っ暗くなり
黒いチリのような物が降ってきた。
それは、翔の体に纏わりついてきた…。
その気持ちの悪さに不快な顔になる。
翔は両手に力を集中させ、
赤い光の玉を光一に向かって
思いっきり投げ飛ばした。
光一はびっくりする様子もなく
ニヤッと嫌な微笑みを浮かべていた。
赤い光は一つの大きな玉になり光一めがけて飛んでいった。
翔「⁇なんでだ…なぜ避けない⁇」
逃げる事もせず 真っ直ぐ光を見据えていた。