The night dream of fairy【気象系BL
第11章 再開と別れ
翔と和也は呆然と立ち尽くしていた。
目の前で何が起きたのか?
理解ができなかったのだ。
翔「雅紀・・・は・・・」
爆発の煙が消えた後、
雅紀の姿も侑李の姿も跡形もなくなっていた…
光一「フッフフ…フッフフ…
死んだ…
消えてなくなった…
フッフフ…ハハハハハ」
翔「……何がおかしいんだよ!!
妖精が1人死んだんだぞ!!
なんで笑えるんだよ!!!!」
翔は自分のピアスを外し
瞳を怒りの炎で真っ赤に染めた!!
そんな翔の姿を見ても、
光一は鼻で馬鹿にするかのような表情をした。
光一「はぁ?おかしいだろう!!
自分から突っ込んできて…
勝手吹っ飛んで、勝手にに死んだんた!
完全にバカだろう・・・・・」
翔は怒り震えた。
翔「いい加減にしろ・・・・
いい加減にしろよ!!!!!!
雅紀の死をバカにする奴は・・・・
絶対に
絶対に許さない!!!!!!」
そして、羽根までも真っ赤に染め上げた
その姿はまるで鬼のようだった。
和也は翔の姿を見て
光の妖精とは、掛け離れていると思ってた。
そして…恐怖すら感じた。
和「翔兄ですよね・・・・?」
翔「ああ・・・」
翔は両手でを広げ…
燃える炎のような光の玉を手に宿した…。
翔「…それより、智は無事か・・・」
和也は辺りを見回すと
智は爆発によって吹き飛ばされ、
壁に激突して倒れていた。
和「智・・・」
智の所まで走って行くと、
体を抱きしめる。
和「・・・酷い・・・さ、とし?・」
羽根は大きく破けていて、
所々血が滲んでいた。
和也の頬に一筋の涙が流れた…
和「何で?…さとしばっかり
こんな酷い怪我を負わなければならないんだろう…」
智の頬に優しく触れた。
和「智しっかりしてください・・・」
智「んっ・・うん・・」
和「はぁ~よかったぁ・・」
和也はもう一度しっかりと抱きしめた。
和「翔兄!智は無事です!
気を失っているだけです。」
翔「和也・・智の事は頼んだぞ!!!
俺は、こいつを絶対に許さない!!!!」
翔は光一を睨みつけた。