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The night dream of fairy【気象系BL

第2章 〜運命の歯車〜



雅紀「さぁっ…
翔ちゃんもカズちゃんも、
人間界に行っておいで!!

人間界を楽しんで来て!!」

雅紀は、
最高の笑顔で、
手をぶんぶん振り回している!

和也「…雅紀って…
元気だね!
ちょっとウザいけど…。」

翔「…和也…」

2人は元気に飛び立っていった。
智は寂しそうに
いつまでも、いつまでも和也の後ろ姿を見ていた。

智「行っちゃったね…。

僕、今までずっとカズと
一緒だったから…
これが、初めてなのかなぁ…
カズが僕の知らない世界に
行っちゃたの…」

智は空を見上げて
お祈りを…

智「カズ…お願い…
無事に帰って来てね!」

智は、涙ぐむ。

智「 もう、死ぬなんで…
絶対いやだから…」

(あの日、
僕は赤ちゃんだったけど…
翔が「父さん…なんで死んだんだよ!」と
怒りをあらわにして
僕を抱きしめていた事)
記憶のどこかで覚えていた。

雅紀「…智。…大丈夫⁇
辛い事があるなら、マー君に言ってみな…
聞いてあげるよ!!」

智「…ありがとう!!
でも、大丈夫だよ!!

智は涙を拭い笑顔だった。

智「 マー君の羽根、綺麗だね!

いつ、 羽根に色がついたの⁇」

雅紀は静かに智の横に座って…
頭を優しく撫でてくれた。

雅紀「う〜ん。いつだったかなぁ~。
もう、覚えてないなぁ。

オレずっと…動物が好きで
小さい頃からお話ししてたんだよ…
気がついたら…
羽根が、緑になっていたんだよね…。
サトちゃんも…
好きな事してたら…
羽根の色が変わるよ!きっとね!」

智は羽根をパタパタさせた。

智「そーかなぁ…。
カズはゲームばかりしてたら、
羽根の色が変わったんだ!
なんだ!!そっかぁ…
好きな事すればいいんだ!

マー君ありがとう!
僕今から 沢山お昼寝するね!!」

雅紀「うん!!
智は、お昼が大好きなんだね!」

智「うん!僕の特技…どこでも寝れる!!!!」

雅紀「オレも一緒に寝てあげるね!!」

智「ありがとっマー君!!
一緒に寝よねー!!」

雅紀「ねぇ〜」

2人家に行こうと歩き出した…。
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