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The night dream of fairy【気象系BL

第8章 光と闇の狭間で…



それから数日がたったある日。

犯人から得た情報で、

俺達は窃盗団が集まる場所を見つけ踏み込んだ!!

窃盗団は下っ端ばかりだったが

指名手配犯も何人もいて逮捕する事ができた。

ただ、すでに妖精達の姿は跡形もなく消えていた…


それどこれか、そこにいた人間全員が
妖精についての記憶を失っていた。


また振り出しに戻ってしまったのか?


俺は、愕然としていたが、不意に天窓から空を見上げた。

翔「あっ?  あれは何?」


そこには写真が挟んであった。


その場所は妖精でしか、たどり着けない場所だった。

最初から俺が、見つけてくれる事を願っているかのようだった。

そして、その写真には

メッセージとも思える文字が書いてあった。



潤が妖精界を飛び出し行ってからの何十年…


人間界で何があったのか?

どんな苦しみがあったのか?

今まで考えた事もなかった。

「闇に落ちるのは俺だけで充分だ。」

彼はきっとこの写真を見ながら

救いを求めていたのかもしれない。

兄として、智を救いたいと同じぐらい、

潤の心の闇も綺麗に取り除いてあげたいと

俺は思っている。


また、4人兄弟仲良く暮らしたい。


そうしたら、今度こそ潤に兄貴らしい事をしてやりたいと思った。

だから、潤もう少しだけ待っていてくれ・・・・・


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