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The night dream of fairy【気象系BL

第8章 光と闇の狭間で…



「妖精と自由に連絡をとる事が出来るのは、組織のボスだけなんだ。

俺達が仕事をする時は
ボスから日時と場所を言ってくる。

そこに待機して妖精と落ち合うんだ。

俺は青や紫だけど…

他の奴らは違う色の妖精が来るらしい…」

翔「妖精の隠れ家は解る⁇」

犯人は顔を横に振った。

「すまない…。

ボスの所有しているビルの一室に

巨大なドールハウスがあるって

聞いた事はあるけど…

どこにあるかはわからないんだ…。

力になれなくてごめん!!」

翔「…そっかぁ…

手がかりなしかぁ…」

犯人は俺をジッと見つめてきた。

「あっもしかしたら…

妖精が絶対にいるとは限らないけど

俺達の溜まり場って言うのがあって

そこは、ボスに忠誠を誓った奴は

誰でも出入りが出来るんだよ。


そこで、飲んだりするんだけど…」

俺は犯人の言葉に希望が湧いてきた。

「俺がそこに行くと、
たまに青い妖精が居る事もあって
一緒に酒を飲むんだけど…

あの妖精、酔っ払うと
目が妙に色っぽくなって…

連れて帰りたくなっちゃうんだよ

何回も連れて帰ろうと試みたんだけど

すぐに紫のが来て連れてっちゃうんだよ!」

犯人の言葉に
腹の底から怒りが込み上げてきた!!

信じられない!!

はぁ〜⁉︎

つ、連れて帰る?

はっ?
ありえません!!

許せません!!

俺の智に…
何言っちゃてるの⁉︎

さっきの言葉撤回します!!

悪い人は本当に悪い人です!!!!!

俺は、岡田君に向かって吠えた!!

翔「岡田!!

そいつをすぐに網走でも どこでも連れて行け!!

智を誘拐しようとした罪は…

懲役100年だ!!!」

犯人は、そりゃびっくりした顔してだけど、

俺の怒りは治らなかった。

「そりゃないよ…」

岡「…お前もバカだなぁ…

あの究極のブラコンにその言葉はダメだよ…

ハァ〜」

岡田君は犯人を連れて行ってしまった。

俺は怒りが収まらず…!!

1人で暴れていた!!
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