第1章 内緒と内密
ベッドに押し倒され、手を拘束される。
天井越しにリヴァイ兵長が瞳に映る。
「…兵長…。冗談ですよね…?」
「……。」
その言葉をきっかけにか、拘束された手に力が篭る。
「…っ!!」
「お前こそ冗談だと思っているのか…?俺がいつもどんな想いでお前を見てきたか…。」
「兵長…。」
リヴァイ兵長の唇が首筋を這う。
「!!ひゃっ!」
突然の行為に声が出てしまう。
「…色気の無い声を出すんじゃねぇ。」
背けていた顔を戻され、リヴァイ兵長と目が合った。
「…ミユ…俺はお前がいれば…何もいらない…。俺は…お前だけを感じていたい…。だから…お前は俺だけを見て…俺だけに笑い…そして…俺だけを感じていろ…。」
「…兵長…。」
リヴァイ兵長の指先が頬と唇に感じる。
(兵長…。)
「そんな瞳で見つめるな…。理性が保てなくなる…。」
その言葉を合図かのように、唇と唇が触れ合う。
「…ん。」
それは触れ合うものから段々深いものに変わっていった。
「…ん、はぁ…。」
やっと開放された唇からはため息がもれ、体中から力が抜けていった。
「お前…これだけで感じているのか?本番はまだこれからだ…。」
「!!!」
リヴァイ兵長の指が顔、首、となぞっていき胸の中心部で止まった。
「!!…兵長…待って下さい…。」
「…お前に拒否権はない。」
リヴァイ兵長の腕が背中に回り、ブラが外され胸が露になる。
「!!兵長っ!恥ずかしいです…。」
「大丈夫だ…。隣に聞こえないように声は我慢しろ。」
リヴァイ兵長の唇が胸の中心部をなぞる。
「やっ!!」
その衝撃に全身に電流が走ったようだった。
「…感じやすいんだな…。だが、感じやすい女は嫌いじゃない。」
リヴァイ兵長の愛撫は激しくなっていく。
「…はぁ…。兵長…私…。」
激しい快感の中、意識が朦朧とする。
私は涙目でリヴァイ兵長を見つめた。
「加減しようとしたが…無理だな…。覚悟しろ。」
「…兵…長。」
リヴァイ兵長の指は胸から下腹部に降りていった。
(兵長…私、もう…。)
(…まだだ…。)