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【進撃の巨人】ティアドロップ

第4章 衝撃


「ねぇ、エレン」


「は、はい!」


キョウカさんの声のトーンが下がった。


「もしかして昨日、リヴァイの部屋に行ったの?」


「え?いや、あの...」


目の前の、固い表情のキョウカさんに圧倒される。


こんな顔するんだ...。


「.....聞いてたのね?」


「...はい...すみません...」


「エレンが謝ることじゃないの。

ごめんね、人のそんな場面なんて気まずいでしょ」


と、苦笑する。


「2人は...付き合ってるんですか?」


こんなこと聞いて、なんになる。


セックスしてたんだ...付き合ってるに決まってる。


本人の口から聞けば、ダメージはデカいのに。


「...付き合ってないよ」


「え...?

じゃあ、なんで...」


「これは、初めて人に言うことだから他言して欲しくはないんだけどね。

リヴァイとは、互いの欲求を解消する関係なの。

そこに恋愛感情はない」


「はは.....なんだよ、それ...」


そんなのただのセックスフレンドじゃねぇか。


キョウカさんは兵長とそんな関係だったのか…。


「...幻滅した」


目の前が真っ暗になる。


頭を鈍器で殴られたような衝撃が、寝不足の身体に与えられる。


辛ぇ...。


「...そう」


この人は...愛する人じゃなくても股を開くのか…?


そんな人だったのか...?


目の前がグルグルする。


ぶっ倒れそうだ...。
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