第3章 特例
「エレン可愛い」
「は、離れてください...!
まだ酔っ払ってるんですか?」
「これが私の素だよ?
幻滅した?」
「いえ、それはないですけど...」
早く離れて貰わねぇと完全に勃っちまう。
「離れた方が良い...?」
「.......離れて欲しくないですけど、でも離れて貰わないと色々まずいです...」
「分かった。
私着替えて来るね。
エレンは着替え部屋?」
「あ、はい」
「じゃあちょっと待ってて。
ずっと一緒だと嫌かもしれないけど、目を離したらリヴァイに怒られちゃう」
「嫌なんかじゃないです」
「良かった。
じゃあ好きに過ごしてて。
すぐ戻るから」
「はい」
キョウカさんが隣の部屋に入った。
1人になれば意識してなくても思い出しちまうキョウカさんの身体。
子供扱いされんのは好きじゃねぇけど、それもキョウカさんなら別だ。
頭撫でられんのが心地良い。
「お待たせ、終わったよ。
次エレンの部屋に行こっか」
キョウカさんが部屋から出て来る。
「早い...ですね」
「まぁ。
何年も着てたら流石にね」
と、笑う。
「キョウカさんっていつから調査兵団に居るんですか?」
「.....少なくとも5年以上は居るよ」
「そうですか...長いんですね」
「まぁね」
キョウカさんの部屋をあとにして、地下室へ向かう。