第3章 特例
「じゃあすいません、トイレ借ります」
「はーい」
キョウカさんに言ってから、トイレに入る。
「ふぅ...」
トイレに入り、鍵を閉めると膨張した自身を取り出す。
「く...は...」
キョウカさんの部屋でこんなことをしている背徳感が更に俺を昂らせる。
俺の手の中でどんどん硬度と質量が増していくソレを、上下に扱く。
「は...ぁ...」
昨夜のキョウカさんの身体の感触を思い出せば、手は止まらない。
「く.....はっっ」
ビクリと震え、欲を吐き出した。
その白濁の液を拭き取ると、トイレに流した。
「すみません、ありがとうございました」
トイレを出て、謝罪とお礼をする。
キョウカさんは部屋に居なかった。
「あれ...?」
「あ、エレン。
早かったね、大丈夫?」
「あ、は、はい、その、すみませんでした...」
後ろから声を掛けられ、振り返ると身体にタオルを巻きつけただけのキョウカさんが居た。
「ふ、服着てください!」
収まった筈の自身にまた熱が集まる。
「今から着るところ。
エレン顔赤いね、リンゴみたい」
クスクスと笑って、髪を撫でる。
「ちょっ、キョウカさん!」
髪を撫でてるということは、届く距離にキョウカさんが居る訳で...。
目の前にキョウカさんの白い素肌がある。
目のやり場に困り、目を固く瞑った。