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【進撃の巨人】ティアドロップ

第2章 兵長同伴初ディナー


「キョウカさん、水飲みます?」


「飲む...」


「じゃあ俺持って来ますね。

キッチン勝手に入っちゃいますけど良いですか?」


「良いよ」


語尾の伸びた感じはなくなったけど、まだ話し方はゆっくりだ。


キッチンに入り、棚から透明のグラスを取り出すと水を3分の2程注いだ。


「お水です」


「飲ませて...?」


「ごっ、ご自分で!」


キョウカさんの言葉に胸が大きく高鳴る。


「水、ここに置きますね?」


ベッド近くの机の上に置いた。


「じゃあ俺そろそろ部屋に戻りますけど...」


そこまで言うと、キョウカさんに腕を引かれた。


「え?キョウカさん?」


好きな人に触れられて嫌な奴は居ねぇ。


心臓がバクバクと脈打っている。


これは期待しても良いのか...?


いや、良いだろ。


「帰らないで...」


可愛いな...。


腕を掴み、立っている俺を見上げるキョウカさん。


「帰っちゃダメ...。

ね?エレン」


ギュウギュウと腕に抱き着かれ、嫌でもその柔らかな身体が俺の腕に押しつけられる。


「くっ...」


自身に熱が集まる。


「寝よ?」


「うわっ...」


腕を引っ張られ、ベッドの中に引き込まれる。


「エレンあったかい...」


俺の腕にしがみついたまま、目を瞑るキョウカさん。


「...おやすみなさい、キョウカさん」
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