• テキストサイズ

【進撃の巨人】ティアドロップ

第15章 審議の末に


キラキラと目を輝かせてる。


「キョウカが書類手伝ってよ!

そのお礼として巨人化実験の被験体に選んであげるからさ!」


「被験体は遠慮するかな」


「えー、なんでよ!

キョウカが1番適任だと思うんだよね。

エルヴィンもそう思うだろう?」


「...参考までに理由を聞こう」


オホン、とわざとらしく大きく咳払いをしてハンジが口を開いた。


「えー、まず1つ。

巨人化出来たとして我々調査兵団に有益な人材、つまり幹部の中で年齢が真ん中なこと。

それなら上も下も多少の誤差しかないだろう?

エレンと比べると我々は流石に歳が離れ過ぎている」


ハンジの言葉に、なるほど...と小さく声を漏らす。


意外とちゃんとした理由を持って言っていたんだな。


「2つ。

この中でキョウカが1番エレンと近くに居るから」


「最後のは一体どういう...」


理解出来ず、首を傾げた。


「エレンの近くに居るから、エレンの意志とかそういうのを見てるんじゃないかと思ってね。

それに巨人の精液を受け止めたのはキョウカだけだ」


「なっ...」


ハンジの一言に顔がボンッと赤くなる。


皆の前でなんてことを言うの...!?


「...なるほど、話は理解した」


エルヴィンも見事にスルーしたし...!


「まぁ、最後のは別として...。

キョウカ、どうだ?

協力してくれないか?

もちろんハンジの書類は俺が請けおう」


ジッと目を見つめられる。
/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp