第10章 劣情
「ふっ...自分で挿れて、すぐイッちまいましたね」
「だって...我慢出来なかったんだもん...」
「顔、凄ぇエロイです。
こんな顔を兵長にも見せてたんですか?」
「なんでそんなこと聞くの...?」
「気になるじゃないですか。
兵長が上手過ぎて、俺じゃ満足出来ねぇとか言われたらショックですよ」
「そんなことないから、動いて...?」
「動く...?
俺の好きなように動いて良いんですか?」
と、キョウカさんを持ち上げて自身をゆっくり抜いていく。
「あ、やだ、抜かないで...」
キュウキュウと締めつけるナカ。
「俺、分からないんでキョウカさんの好きなように動いてください。
でないとまた、このままですよ?」
そう笑うと、キョウカさんの手が俺の腹に置かれ、ゆっくりと動き始めた。
「あ、ん...ん、ん...」
「声、我慢しないで」
「恥ずかしい...から、ぁ」
「もっと恥ずかしいことしてるのに?
声出さねぇなら、出させるまでですよ」
腰を掴むと、思い切り自身を突き立てた。
「あぁぁ...やっ、だめっ、あっ」
「痛てぇ?」
「あっ、きもちっ...」
「なら良いじゃないですか。
何がダメなんです?」
腰の動きを止めずに尋ねる。
「だ、て...気持ちっ...良過ぎて...おかしくなっちゃ...」
「なって良いですよ。
誰にも見せたことがないキョウカさんを俺に見せて。
俺だけに」