第10章 劣情

奥に突き立て続けると、キョウカさんの身体が強ばった。


｢やぁ、イッちゃ...｣


｢良いですよ、イッて？｣


｢あっ、あっ、あ、だめ、イクッ｣


クタリと力が抜け、倒れ込んだキョウカさん。


そんなキョウカさんを抱きしめ、再び腰を振るう。


｢やぁぁ...らめ...らめぇ...｣


倒れ込んでる為、俺の耳元で甘い声を上げる。


なんつーサービス。


｢イッた、ばっか、あぁ...｣


｢だから？

俺が好きなように動いても良いですよね？｣


何度も何度も突き続ける。


｢やらぁ...声、とまんな...あぁぁ...ん｣


力の抜けたような、呂律の回ってねぇ声が聞こえる。


もっと聞きてぇ。


｢気持ち良い？｣


｢あっ、きもち...いっ｣


｢良かった。

俺も、そろそろイキます｣


｢あっ、良いよ...？｣


腰を動かすペースを早めると、目の前にチカチカと閃光が瞬く。


｢くっ...イク｣


｢あぁぁ｣


ドクドクとキョウカさんのナカに欲望の塊を吐き出した。


｢イク時締めつけて来ましたけど、キョウカさんもイッたんですか？｣


｢......うん｣


照れくさそうに頷いた。


｢ワンピース、汚れちゃいましたね｣


｢洗えば大丈夫｣


汚れたワンピースを脱がすと同時に、自身をキョウカさんのナカから抜いた。