第5章 秘密
コンコンコン――――
「どうぞー」
中から久遠の声が聞こえる
「失礼します」
小湊に連れられ真琴も入る
「あ、あの…」
「よく来てくれたね2人とも」
「はい。約束ですから」
戸惑う真琴をおいて話を進めていく久遠と小湊
「あの日のあれは本当に可愛かったよ」
「そうですよねお互いの咥えて」
(あの日って?何したの私…!)
2人の会話についていけずどう反応すればいいのかも分からない真琴
「ねぇ?君はあの日のことどう思う?」
「あ…あの、それって…」
「そうです。先輩が酔って僕達に犯された日ですよ」
小湊の言葉に恥ずかしくなる真琴
「んふふ、僕達言いましたよね?」
「お前が決めるまでずーっと3人でし続けるって」
とにかく混乱を隠しきれない真琴
「い、いやいや!そ、そんなの…!」
「俺はいいよ?」
「僕も3人でしちゃってもいいですよ?」
「え?…」
全く記憶のないところで2人が仲良くなっていることにとにかく唖然とする
「食事会…なにがあったんですか…?」
「ん?お互い好きだって思うところ一緒だったから」
「それにお互い先輩とヤっちゃってたし」
「へ?…いや、どういう…?え?」
「だから、俺か新人くんか決めるのは君だろ?」
「僕達のどちらがいいかを決めるのは先輩ですよ?」
選択権が自分にあると言われ、真琴はさらに混乱する
「ほら、突っ立ってないでこっち顔向けて?」
顎をクイッと久遠の方へ向けられ熱いキスをする
唐突なこともあり息苦しくなる真琴
「はぁはぁ…そんな、急に…」
「よそ見しちゃダメですよ先輩。次、僕の方…」
次は小湊の方に顔を向けられまたも熱いキスを交わす
「はぁはぁ…ダメだってば…!」
「ねぇ、キスだとどっちがいい?」
久遠に問いかけられた
「え?…き、キスですか?!」
「先輩が決めないと僕達は納得いきませんよ?」
小湊は答えを早く出してと言わんばかりな様子だった