第4章 嫉妬と誘惑
「そんなわけで言ってきた。」
「おぉー!先輩強くなりましたね!」
秘書の伊織に宣戦布告したことを小湊へ報告する
「本当にドキドキした…」
「でもかっこいいですよ。そこまで言えたこと」
「そうかな…?あの人相手に言うのはかなりの勇気が…」
「先輩はよくやりましたよ!僕もなんか嬉しい」
にこやかに真琴に言う
「ありがとう。でね?小湊くんにひとつお願いが…」
「何でしょう?」
「久遠さんとの居酒屋、小湊くんも来て欲しいの」
「え?僕ですか?」
「だって小湊さんが、新入社員のお祝い遅いけどしたいって…!」
久遠の優しさに驚くしかなかった久遠
「じゃあ、行きます…」
「ごめんね。無理させて…」
「いえ、副社長はお優しい方ですね」
「うん。すごくいい人だよ」
そうして気まづくなるようなメンバーでの食事会が決まってしまう