第4章 嫉妬と誘惑
「じゃ、足立は私が…」
「お!気をつけてよろしくね!」
とそれぞれの道にわかれ帰宅する
小湊と真琴は近いために一緒に帰ることになった
「部長、副社長とは過去に付き合ってたって。今は未練も何も無いらしいけど」
「よかったじゃないですか!」
「でも、私も部長みたいにかっこよく生きてみたい…」
「先輩はそんな事しなくても…可愛いからいいじゃないですか」
「え?…」
「だっておっちょこちょいでたまに子どもっぽくなる所なんて先輩にとってはいい所ですよ!」
「え…褒めてるの?」
「もちろん!可愛いですから」
そんな言葉に顔を赤くする真琴
「先輩ほんと可愛いですよねー」
「そんなこと簡単に言わないの!」
「いやいや、僕は本気ですから!」
真面目に答える小湊に少し戸惑う真琴
「わざわざ送ってくれてありがとうね!」
「いえ、女性を守るのは当たり前ですから」
「じゃ、また明日!おやすみ」
「はい!おやすみなさい」
しばらく道を歩き2人は真琴の家の近くでわかれた