第4章 嫉妬と誘惑
飲み会当日
「あー…柚木さんちょっと遅れるって。先に始めといてって」
足立がスマホを見ながら言う
「じゃ、先に乾杯しましょっか!」
桜木が言い4人が一斉に乾杯し、各々の飲み物を飲む
「ぷはぁー!ビールが染みる」
足立は美味しそうにビールを飲み干す
「うわぁー、酔ってもしらないからねー」
桜木は嫌そうに足立を見つめた
「先輩ってお酒意外と強いですよね」
「え?そう?」
小湊は真琴に話しかけた
「お酒飲めないとかいうかと思ってました」
「この子、柚木さんといい勝負するよー」
桜木は小湊に言う
「ええー!そんなに飲むんですか?!」
「いやいや、そこまで…」
「いいや!俺は見たよ!白石ちゃんがしれーっとビール2杯と日本酒4杯も飲んでたの!」
足立は自慢げに小湊に言った
「先輩やりますねー!」
「それでも酔わないのがすごいよねー」
桜木と足立は声を揃えて言う
乾杯をし語り合うこと10分
遅れて柚木がやってきた
「ごめんごめん!遅れたー」
さっそくみんなで乾杯をする
「はぁー!ビールうまっ!」
「柚木さんいい飲みっぷり!」
足立が声をあげた
「うーん!ビールはやっぱり最高だわー」
と柚木も美味しそうに飲み干す
5人は日頃のことから職場や学生時代の話までとことんと語り尽くす
「あー…トイレ…いく」
そう言いつつもうまく立てず、顔を真っ赤にする足立
「はぁ…やっぱり酔うのね。悪いけど小湊くん手伝ってくれる?」
「はい。わかりました!」
と桜木は小湊と足立を担ぎ、トイレまで連れていく
そして柚木と真琴の2人きりになった
「あの人たち元気ねーはは」
「そ、そうですよね…」
その後の会話が続かず真琴は焦る
「あ、あ…あの!」
「ん?なに!?」