第4章 嫉妬と誘惑
「ねぇ、ところでどんな事言われたの?あ、言いたくなかったらいいから…」
そう小湊に言われ戸惑いながらも伝える
「はあ?!…あいつ俺のこと使って先輩泣かせたとか許せねー。絶対に見返そ!」
と熱くなる
「いやいや…そこまでしなくても…」
「いいや。好き放題言われたんでしょ?」
「まぁ…」
「それにね。俺、先輩に副社長好きだってこと簡単に諦めて欲しくないんですよ。」
「…え」
「俺は先輩のこと好きで振り向いてほしいって思ってるけど、先輩が副社長のこと好きならちゃんと幸せになって欲しいから…まぁ俺は副社長に負けないように先輩を誘惑しますけど。へへ」
「小湊くん…ごめんね」
「もう謝らないでくださいよ。体の関係は持っちゃってるけど…」
「うん…」
「先輩は素直にどっちが好きか決めればいいんですよ。俺はその為にちゃんと副社長と戦いますから!でも俺は秘書の人が邪魔するのが嫌です」
「ごめんね…また迷惑かけちゃって」
「いいんですよ!俺は」
この会話でお互いの気まずさは解消された
「まず、柚木さんが気になりますよね?」
「でも聞くことなんてできないし…」
「近々飲み会ありますよね?そこで聞くのは?」
「でも足立さんたち…」
「俺がサポートしますって」
小湊は笑顔で答えた
「私のことなのに…」
「俺は先輩が元気じゃないのが嫌です。だからどんなことでも協力しますよ」
「ありがとう。」
「じゃ、戻りましょっかオフィス」
「うん」
その後オフィスへ戻り仕事を続けた