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バレンタインデーの思い出

第4章 紫色さん




電車の動く時間まで、

2人でお話しした。




あーやっぱり、

この人のこと今でも

好きだなぁって改めて思った。




「今何時だろう?あ。もう5時だね。

電車動いてるし、そろそろ帰るよ!」





松本「あー、タクシーで送るから!

まなみちゃん起こしといて!

マスター、タクシー1台お願いします!」




ほろ酔いの松本くん。


でも、そういうところは

しっかりしてる。




さすがだ。




松本「今日も楽しかった!


またちゃんと

話したいから、飲み行こう!」






「松本くん…。

すごく嬉しいけど、

お仕事がお仕事だし…その…

仕事に支障きたすとあれだから。


…もう会えない。」





松本くんとの時間は

すごく楽しい。



でも、この恋にはもう

蓋をしたい。そして、

たまに思い出す。



それでいいんだ。




松本「…なんで…。

俺、何か悪いことした?

…何かされた?」



「違うよ!松本くん!

…違う。ごめん。


…まなみー、帰るよ!


ご馳走様でした!」




わたしはマスターにお礼を言い、


タクシーに乗り込む。




タクシーでまなみを送り、


松本くんと2人になったけど、


会話はなく、


「じゃあ。」と言って別れた。







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