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バレンタインデーの思い出

第4章 紫色さん





松本「俺は小6の時から、


ちゃんが好きだったの!

知らなかった?笑」





「え、あ、ありがとうございます!


そんな、…いや。」





松本「いえ、どういたしまして!笑

あ、焼きそば来た。」




焼きそばを取り分けてくれる松本くん。



そんなことってあるんだ。



漫画での話だと思ってたけど…。




松本「あ、今は彼氏いるの?」


しれっと聞いてくる。






「いや、片思い中。笑

でも、その人とは

結ばれない運命だから…。」





松本くんのことだよ、なーんて、


言えたらいいのに。






松本「そっか。でも、

なんで諦めモード?


頑張らないとっ!」



「頑張っても手の届かない人なの。」




わたしの捨てゼリフに、


松本「そうなんだ!」



と後味悪そうに言う松本くん。




「松本くんは?

…彼女いるの?」




自然に、聞けたかな?



松本「ううん、いない。

俺も…片思い中!笑

最近頑張ってるんだけどね!」




「そうなんだ…。


芸能関係の人?」



なんだ。好きな人いるんだね。



松本「いや、一般の人。」



「そっか。頑張ってね!!」



松本「おう!はい、焼きそば!」




「ありがとう!」









松本くんとその人が


上手くいきますように、と


思ってもないことを願ってみる。





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