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バレンタインデーの思い出

第4章 紫色さん





松本「ちゃんって

嵐のコンサート来たことある?」





コンサート。一回だけ。



「一回だけ、10周年の


国立競技場のは、


お母さんがチケット取ってくれて…。」



松本「うそ!やっぱりだ!!


俺それ見つけたから!」




「おかわりください。」と

二杯目を頼む松本くん。




「え!?ほんとに!?

それは恥ずかしい…笑」




松本「ペンライトの使い方、


お母さんと試行錯誤してたのも


見ちゃったからね!笑


そっか、やっぱちゃんだよね。」





「お母さんがファンクラブに


入ってるの。


松本くんのことは

お母さんと良く話してたから。


応援しようって言って、


ある時いきなりファンクラブ入ってた!笑」




お母さんとお父さんの離婚で、


わたしは東京に出てきた。




わたしが泣いて帰って来ると、


お母さんは何も聞かずに

慰めてくれて。





松本くんに助けてもらった日。



わたしはお母さんに、

「ヒーローいたよ!」と


話したのを今でも覚えてる。





「ふふっ。」



松本「…え?なになに?


思い出し笑い?」




「いや、わたしのヒーローは

松本くんだったなぁって。」





松本「だって、好きな子が

からかわれてたら

誰だって助けるっしょ?」





「え?」





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