第1章 黄色さん
「…え?急に
どうしたんですか?笑」
気になるかならないかって言われたら、
気になるけど…。
櫻井「あの人、最近ずーっと、
携帯持ってニヤニヤしたりしてんの。
それって、ちゃんとの
やり取りを見てるんだと思うよ。」
「そんなこと絶対にないです!
あり得ないですって。笑」
そうであればいいなとは
少し内心思ったりもしたけれど。
でも向こうはアイドルで、
私は1スタッフ。
櫻井「じゃあさ、
俺のことはどう思う?好き?嫌い?」
「それは、どういう意味でですか…!」
櫻井「俺、ヘタレだからあまり
こういうのは無しなんだけど、
しかも
ちゃんスタッフじゃん。
でも、ずっと前から
気になってて…。
ニノと付き合ってるのか
めっちゃ焦ったけど、
そういう関係ではないみたいだし…。
出来ればお付き合いさせてもらいたいなと
思っております。
いや、固すぎ??笑」
「な、に、言っちゃってるんですか!
それは幻覚です!!
櫻井さん飲みすぎました!?笑」
もはや笑ってはぐらかすしか
考えられなかった。
櫻井「返事は急がないから、
考えてみてくれる?」
「…ありがとうございます…。
わかりました…。」
こんなに素敵な人から
想いを寄せられるなんて、
人生で一生に一度の経験かも…。