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バレンタインデーの思い出

第3章 緑色さん





「きゃあ!!こわっ。無理!!」


突然現れたり、

手首掴まれたり、

いきなり動き出したり…




これが生放送で放映されちゃってる。




大野「ふっ。そんなに怖い?

あ、ここに人形置くみたい。」




「も、戻ろう!怖い。」



足がガクガクする…!




大野「大丈夫?手繋ごう。」


「あ、ありがとう。」



ありがとう、智くん!





トントン




「ん?」




智くん?




大野「どした?」




「え、今…う、いやぁー!!!!!」







わたしの肩を叩いていたのは、


真っ白な顔の看護師さんでした。





わたしはそのまま、

腰が抜けてしまった。





大野「ちゃん、立てない?」




「うっ、うっ」



看護師さんは気を使ってか、

そそくさと退散した。






大野「じゃ、おんぶだね!」




そう言ってしゃがんだ。




「いや、む、無理だよ!」




大野「早く出ないと、

また来るかもよ?」




「いやだ。」



わたしは降参して、


おんぶしてもらった。






やっと…ゴールした。




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