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バレンタインデーの思い出
第3章 緑色さん
相葉「そろ…そろ帰ろっか!
タクシー拾えるかなぁ!?」
いつもと違う表情を見せたかと思うと
急にいつもの表情に戻る相葉さん。
砂浜から歩道に繋がる階段を
駆け上る。
なかなかタクシーが来なくて、
近くの海鮮料理屋さんで
タクシーを呼んでもらった。
「ちょっと食べてく?」と
ならなかったのは、
わたしが相葉さんの気持ちに
応えられなかったからかもしれない。
その日はタクシーでマンション近くで
先に降ろしてもらった。
家に帰ると甦るのは、
相葉さんのあの顔と言葉…。
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