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バレンタインデーの思い出

第3章 緑色さん




相葉「捨てたもの…ああ、

あるよ。」




え、意外な答え。



「それは…何ですか?」



相葉「普通を捨てた!

だってさ、普通に恋愛して

普通に結婚してって未来は、

俺たちにはもうないじゃん?


ファンの子がいて応援してくれて。

その気持ちに応えたいし、

悲しませたくないよね。」







「男性アイドルさんだと

特にそうかもしれませんね。


わたしの場合は、やはり

仕事にも影響してきますから、

事務所から禁止と言われてることが

いくつかあって…。


友達ともそのせいで

疎遠になりました。」




下を向くと、

自然と涙が出てきた。



相葉さんが隣に座る。


相葉「禁止、って、

なんか怖いよね。

よくさ、立ち入り禁止!とか

書いてあるけど、あれって

入りたくならないっ!?」




「まぁ…少し…?」



分からないでもない。



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