第2章 赤色さん
でも、なんで明日出勤のこと
知ってるんだろう?
「あれ?櫻井さんに
私の出勤曜日伝えましたっけ?」
櫻井『あ、えっと…ごめん!
通ってるうちに、
土曜休みだって気づいて…。
変態みたいだよね、ごめん!』
あ、そういうことか!
淡い期待をしてしまった。
「そういうことでしたか!
大丈夫ですよ!
明日積もるかな…。」
櫻井『ありがとう。
積もるらしいよ。かなり。
雪遊びとかしたいな。』
ふと放たれた言葉。
「じゃ、外行きましょうか。」
櫻井『え、うん。え?今から??』
「朝でもいいですけど。」
櫻井『…行く!じゃ○○公園わかる?
そこに集合ね!』
それから電話を切って、
私はあったかい格好をして、
ノーメイクだったけど諦めて、
そのまま外へと繰り出した。