第2章 赤色さん
急いで帰宅して、
すぐにお風呂に入る。
お風呂から出て髪を乾かし、
櫻井さんからの着信を待つ。
今のうちに水飲もう!!
ブーブー…
「もしもし!!」
すぐに通話ボタンを押した。
もう少し間があった方が良かったかな?
櫻井『お疲れ様です!
今日は忙しそうだったねぇー!!』
櫻井さんの声…落ち着く。
「何ででしょうね?
今日は普通の平日の木曜なのに。」
櫻井『何かタイムセールとか?』
「いやぁ、あの店は
やってないんですよ。
閉店近くなると、
値引きシールは貼りますけど…」
櫻井『そうなんだ。
あ、わかった!明日雪の予報だから
じゃない!?』
「え、雪!?」
櫻井『そうだよ。あ、見て見て!!
もう降って来てる!!』
「うそ…!」
急いでカーテンを開けて外を見る。
「うわっ!ほんとだ!!
雪ですね!!」
櫻井『積もるらしいよ!
仕事は休みになったりしないの?』
「どう…ですかね?
でも、トラックが遅れたりしたら
店内品薄になっちゃうかもです。」